NSX-T 3.0 Tier0、Tier1ゲートウェイの作成、テナントネットワークの作成まで。
前回までの記事は以下から
前回に引き続きテナントネットワークの作成を目標にTier0、Tier1ゲートウェイの作成を行います。グレーアウト部分に関しては前回記事にてご紹介済みです。
まずはTier0GWの作成から行います。
「ネットワーク」ー「Tier-0ゲートウェイ」-「ゲートウェイの追加」をクリックします。
以下を入力し、「保存」をクリックします。
「Tieer-0ゲートウェイの名前」:任意で入力します
「HAモード」アクティブ/スタンバイ ※らぼ環境にてEdgeVMシングル構成の為
「Edgeクラスタ」前回記事にて作成したEdgeクラスタを選択します。
Tier-0GWに追加の設定を行うかのポップアップが表示される為、「はい」をクリックします。※誤っていいえをクリックした場合は、「編集」をクリックしてください。
「インタフェース」プルダウンを表示させ、「設定」をクリックします。
「インターフェースの追加」をクリックします。
以下を入力し、「保存」をクリックします。
「名前」:任意で入力します。
「IPアドレス/マスク」:Tier0のアップリンクインタフェースとなるIPアドレス/サブネットで入力を行います。
「接続先」:前回記事で事前準備としてに払い出したセグメントを選択します。
「Edgeノード」:前回記事で作成したEdgeVMを選択します。
IPアドレスが設定された事を確認し「閉じる」をクリックします。
※状態はすぐに成功ステータスとなります。
次に「ルーティング」プルダウンを表示させスタティックルートの「設定」をクリックします。
「スタティックルートの追加」をクリックし、以下を入力後、「ネクストホップの設定」を行います。
「名前」:任意で入力
「ネットワーク」:任意のネットワーク。※今回はすべてを対象としたい為、0.0.0.0/0を入力しています。
「IPアドレス」にゲートウェイを追加し、「追加」をクリックします。
スタティックルートが追加されたことを確認して、「閉じる」をクリックします。※状態はすぐに成功ステータスに代わります。
「設定を終了」をクリックします。
Tier-0ゲートウェイが追加されました。
ここまででVMware Tanzu環境の構築準備が整った為、次回以降でご紹介したいと思います。
今回の記事では引き続きTier-1ゲートウェイの設定、テナントセグメントの払い出しまでを紹介します。
続いてTier-1ゲートウェイの作成に移ります。
「Tier-1ゲートウェイ」ー「Tier-1ゲートウェイの作成」をクリックします。
以下を入力し、「保存」をクリックします。
「名前」:任意で入力します。
「Edgeクラスタ」:前回記事で作成したEdgeクラスタを選択します。
「ルートアドバタイズ」必要な物にチェックを入れます。今回は「構成されているすべてのセグメイト及びサービスサポート」を有効化します。
Tier-1ゲートウェイが構成されました。
最後にテナントセグメントの払い出しを行います。
「セグメント」ー「セグメント」ー「セグメントの追加」をクリックします。
以下を入力し、「保存」をクリックします。
「セグメント名」:任意で入力します。
「接続」:先ほど作成したTier-1ゲートウェイを指定します。
「トランスポートゾーン」前々回記事で作成したオーバレイネットワーク用のトランスポートゾーンを指定します。
「サブネット」テナントネットワークのGWアドレスおよびサブネットを指定します。
セグメントが正常に払い出されました。「いいえ」をクリックします。
NSX-Tのトポロジ上は上記の様な構成になってます。
仮想マシンへのネットワーク接続は省略しますが、疎通できるか確認を行います。
オーバーレイネットワークを利用しているVMからTier1GWアドレスやTier0GWのアップリンク用インタフェースアドレスへの疎通が可能な事が確認できました。
らぼ環境でもしっかりと稼働していそうです。
次回は以下を予定しています。
VMware Tanzuデプロイしてみた。