VMware Tanzu デプロイしてみた① ワークロード管理の有効化から名前空間の作成
今回からはVMware Tanzuをキャッチアップしてみようと思います。
VMware Tanzuを構成する為にはNSX-T環境が必須となる為、事前にNestedのらぼ環境を構成済みです。ではさっそく始めます。
NSX-T 3.0 Tier0、Tier1ゲートウェイの作成、テナントネットワークの作成
「メニュー」ー「ワークロード管理」をクリックします。
NSX-T構成済みのvSphere環境で以下の条件を満たしている場合は「有効化」をクリックします。
クラスタがセットアップされている事。
DRS及びHAが有効化されている事。
vsphere7 with kubernetesライセンスが適用されている事。
適用する「クラスタ名」にチェックを入れ「次へ」をクリックします。
制御プレーンVMのサイズを選択し、「次へ」をクリックします。
3台払い出されます。
管理ネットワークの情報を記入します。
特に注意する点はないですが、「開始IPアドレス」から3台分のIPアドレスが払い出されます。
ワークロードネットワークの情報を以下を参考に入力し「次へ」をクリックします。
「vSphere Distributed Switch」:NSXT環境で利用しているvDSを選択する
「Edgeクラスタ」:NSXT環境で作成済みのEdgeクラスタ名を選択する
「ポッドCIDR」デフォルト(10.244.0.0/21)から変更不要。NSX-T LB用のセグメント作成に利用されます
「サービスCIDR」デフォルト(10.96.0.0./24)から変更不要。NSX-T LBの分散ロードバランサIPアドレスとして使用されます
「入力方向CIDR」任意で入力。NSX-Tロードバランサのアドレスと使用されTanzu環境へアクセスする際のURLとなります
「出力方向CIDR」任意で入力。入力方向CIDRと通信できるセグメントを入力する
利用するストレージを選択し「次へ」をクリックします。
※事前にデータストアをタグ付けし、ストレージポリシーと紐づける必要があります。
「完了」をクリックするとデプロイが開始されます。
30分程度かかる為様子を見ていましたが、制御プレーンVMの払い出しや、Tier-1GWの構成、ロードバランサの構成などが自動で行われます。
完成しました。
NSX-T側の設定を事前にしっかり行えていればデプロイ自体は非常にシンプルに行えるソリューションの様です。
最初に名前空間を作成します。筆者は名前空間って何??ってレベルです。
「名前」を任意で入力し「作成」をクリックします。
正常に名前空間が作成された様です。くどい様ですが筆者は名前空間って何?ってレベルです。
ステータスから「開く」をクリックしてみます。
LBのURLが表示されKubernetes用のCLI Toolsなどがダウンロード可能な様です。
ストレージと権限の追加を触ってみます。
ほぼ選ぶだけです。
権限とストレージの割り当てが可能になりました。
次回はTanzu kubenetesを利用する為に必要なコンテンツライブラリの作成を予定しています。
VMware Tanzu デプロイしてみた② コンテンツライブラリの作成