VMware Cloud Director & Tenant App ①
前回の記事はこちら
VMware Cloud Director(vCD)とvROps(tenant app)について
今回からはTenant Appの導入の流れをご紹介します。
Tenant Appインストールの前提条件
1:インストール及び構成されたvCD。
2:外部RabbitMQ及びvCDへの拡張設定。
3:インストールおよび構成されたvROPs。(vCDマネージメントパックの構成)
4:マーケットプレイスからダウンロードしたTenant AppのOVA
①Tenant Appovaを展開します。
ovaのデプロイの手順は非常に単純なので、ここでは取り上げません。
②Tenant Appがデプロイされて起動したら、
https://tenant-app-fqdnからアクセスします。
上記のPOPUPが表示される為、vCDを選択し、終了を押します。
③ログインページにリダイレクトされます。vROPの管理者資格情報を使用してTenantAppにログインします。
④エラー画面がPOPUPしますが[OK]をクリックして続行します。
※TenantAppでvROP管理者の資格情報を設定するための表示です。
⑤[Solutions]-[vRealize Operations]-[Username,Password]-[SAVE]をクリックし、成功表示が出る事を確認します。
⑥[Access Management]-[Access Management]-[有効化するテナントに☑]
UI統合プラグインをテナント毎に有効無効に設定可能です。
⑦[Support]-[Self Health]-[Configure with VCD Tenant UI]をクリックします。
⑧赤枠を入力し、[START]をクリックします。
※vCDのバージョンが10.2ではない場合やAMQPのポート番号を変更している場合はその旨修正してください。
⑨/tenant-app-plugin_fqdnが追加されstatusがrunningである事を確認します。
⑩[Access Management]-[Manage Users]-[ADD USER]をクリックします。
⑪作成するユーザのテナントを選択し[NEXT]をクリックします。
⑫認証情報を入力し、[FINISH]をクリックします。
※Tenant Appでの設定は上記までとなります。
⑬vCDUIにログインし[詳細]-[Customize Portal]-[Operations Plugin]-[PUBLISH]をクリックします。
⑭公開するテナントに☑をいれ[SAVE]をクリックします。
⑮チェックを入れたテナントポータルに遷移すると以下が追加されております。
[詳細]-[Operations Manager]をクリックするとログインページが表示される為、認証情報を入力します。
⑯ログインが可能になりました。
現在はvCDテナントユーザでのログインは出来かねそうです。