VMware Cloud Director 高可用性構成 フェイルオーバモードの変更方法

VMware Cloud Director のアプライアンスが実装されてからは高可用性モードが利用可能になっておりますが、10.1以降ではプライマリ データベース サービスに障害が発生した場合、自動フェイルオーバーを実行できます。

 

現在はGUIでは実行できずAPIを利用する必要がある為、設定方法をご紹介します。

 

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①まずはデフォルトのフェイルオーバモードの確認です。

 Failover Modeはマニュアルに設定されています。vCDデータベースに障害が発生した場合は手動でSWITCHOVERを行わなければ自動フェイルオーバが行われません。

 

 

f:id:aritam:20220112095613p:plain②フェイルオーバーモードをAutomaticに変更します。

 筆者はPOSTMANを利用して実行しております。

 POSTモードに変更後以下のコマンドをタイプします。

    https://vcdfqdn:5480/api/1.0.0/nodes/failover/automatic

 

 

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③続いて認証情報の入力前に、SSL証明書を差し替えていない場合は以下を実行してください。

[Settings]-[Enable SSL certicicate verificationをオフ]

 

 

 

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④[aurthorizationタブ]-[Basic Auth]-[アカウントパスワードの入力]-[Send]をクリックします。

 

 

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⑤Failover ModeがAUTOMATICに変更されました。

 

 

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api上からステータスを確認する場合は[params]-[Headers]-[Lcation]の値をコピーします。

 

 

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⑦コピーした値をGETすると、Massageから以下のメッセージが確認できます。

 Daemon operation completed successfully on all nodes