VMware Tanzu デプロイしてみた③ Tanzu Kubernetes Clusterのデプロイ
前回までの記事は以下から参照頂けます。
事前準備編
NSX-T 3.0 Tier0、Tier1ゲートウェイの作成、テナントネットワークの作成
TANZUデプロイ編
VMware Tanzu デプロイしてみた① ワークロード管理の有効化から名前空間の作成
VMware Tanzu デプロイしてみた② コンテンツライブラリの作成
VMware Tanzu デプロイしてみた(番外編) vSphere Podの作成からアクセスまで①
VMware Tanzu デプロイしてみた(番外編) vSphere Podの作成からアクセスまで②
今回はTanzu Kubernetes Clusterを作成します。
ログインコマンドを実行後、名前空間を指定し、デプロイコマンドを実行します。
①ログイン
kubectl.exe vsphere login --server 10.12.52.65 --vsphere-username administrator@vsphere.local --insecure-skip-tls-verify
②名前空間の指定
kubectl config use-context tanzu-ns
③TKCのデプロイ
kubectl apply -f C:\Users\tech\Desktop\k8s\tkgcluster.yaml
利用したYAMLファイルはドキュメント上のファイルの例を参考にしました。
Tanzu Kubernetes クラスタをプロビジョニングするための YAML ファイルの例
名前空間「gt-ns」配下にクラスタ「tg-tkc-01」が作成され、masternode1台、workernode3台の構成で払い出されTanzu Kubernetes Clusterのステータスが実行中と表示されます。
さっそくTanzu Kubernetes Clusterへログインを試みます。
ログイン①
kubectl vsphere login --server=10.12.52.65 --tanzu-kubernetes-cluster-name gt-tkc-01 --tanzu-kubernetes-cluster-namespace gt-ns --vsphere-username administrator@vsphere.local --insecure-skip-tls-verify
Tanzu Kubernetes Clusterのクラスタ情報②
kubectl get pod -o wide
クラスタへのログインが行え、クラスタの情報等が確認できます。
別途Podを作成してみましたが正常に表示されました。vSphere上からはmasternode,workernodeまでしか閲覧できず配下で稼働しているコンテナに関してはTanzu Kubernetes Cluster上から確認する仕様の様です。
次回は一癖ありそうなVMware Tanzuのシステム停止及び起動方法を確認します。